2020年11月7日、札幌市にておもてなしセミナーを開催いたしました。講師には、小樽朝里クラッセホテル・フロントサービス課の田所綾様をお招きし、おもてなしについて学びました。
田所様は、北海道唯一の「おもてなし検定・上級」合格者であり、普段お勤めのホテルで、様々なおもてなしを実践していらっしゃいます。今回のセミナーでも、楽しくおもてなしについて、学ぶことができました。
「視覚が不自由な方のための、点字によるご案内版」
「北海道旅行を楽しみにしていた、病気の男の子のために作った小冊子」
「季節ごとの思い出を作ってもらうための、フロントの装飾」など、
ホテルで実施したお客様の気持ちに寄り添った、おもてなし事例をご紹介いただきました。
実際にお使いになった実物もご紹介いただき、参加した皆様がおもてなしを行うときの
大きなヒントをいただきました。
代表者と田所様の演習により、応対方法のデモンストレーションにより、
顧客満足度を高めるためのポイントも学ぶことが出来ました。
(感染拡大防止の観点から、参加者同士の実演・ディスカッションは行いませんでした)
最後は、参加者一人一人にテーマ別のおもてなし方法を考えてもらいました。
このワークでは、テーマが同じでも、ひとりひとりが考える”おもてなし”は異なっていました。
田所様は講義の中で「すべての人に同じことを行うのがサービス。
ひとりひとりに寄り添ったことを行うのがおもてなし」と仰っていましたが、
人によって、”おもてなし”は異なることを、体感できるワークでした。
お客様ごとに何を提供できるのか?、この方は何を求めているのだろうか?
を常に考え続けること、相手を思う気持ちがおもてなしの第一歩であることを学ぶことが出来ました。
田所様、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!